フキノトウ／ふきのとう／蕗の薹

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フキノトウはキク科フキ属の多年草の花径をこう呼んでいます。
フキノトウは雪解けが始まる早春から一斉に芽を吹き始め
日本の各地に自生しています。
このフキノトウの花が咲きその後に地下茎から伸びた
茎や葉が和食料理には欠かせないフキとなるのです。

フキノトウはつぼみが固く閉じ
周りの花芽が見え始める頃までが美味しいとされており
大きくなり過ぎたものは
苦味が強くなってしまい食するのには適さなくなってしまいますので
小さなものを選びましょう。

原産は日本で全国の至る所の水が豊富で風があまり当たらない所を
好んで生えています。
沢の斜面や河川の土手などで見る事ができます。

フキノトウは独特の香りと苦みを持ちアクもとても強いのが特徴です。
包丁を入れるとすぐに茶褐色に酸化してしまいますので
切ったらすぐに水にさらしておきます。

天ぷらにする場合はキレイに洗ったあと
アク抜きは不要で衣をつけて
サッとあげると春の風味を楽しむことができます。

アク抜は塩水を沸騰させて３分ほど茹で冷水にしばらくさらします。

アクを抜いたフキノトウは
ゴマ味噌に和えたりフキノトウ味噌をにすると
美味しくいただけますし
バターやオリーブオイルなどでソテーしたり
ベーコンやハムと一緒に炒めると
美味しい一品になります。

フキノトウ独特の香りの成分であるフキノリドと呼ばれる成分は
胃腸の働きを活発にする効果があるとされており
苦み成分のケンフェールという成分は
体内の活性酸素の生成を抑制する働きがあるとされています。
また体内の塩分を身体の外に排出してくれる働きを持つ
カリウムを豊富に含んでいるので
むくみの解消や高血圧予防に期待が持てます。

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